京都市西部の嵯峨野エリア。嵯峨野は貴族たちの別荘地で、花見、お月見、紅葉狩りが行われた。嵯峨野で平安時代から続く工芸品を体験。螺鈿と呼ばれる工芸品。8世紀に中国から伝来した螺鈿は仏具や茶道具などに施されてきた。貝の真珠層を貼り付け丁寧に磨くと美しく輝く。工房では螺鈿と蒔絵も体験できる。丸盆作りにチャレンジ。薄く切り取った貝を慎重に貼り付ける。貝のふちを筆で描き、金粉をまく。続いて源氏物語ファンにはたまらない場所・清凉寺を訪れた。光源氏の写し顔と呼ばれる仏像がある。かつてここには光源氏のモデル、源融の別荘があったとされている。国宝・阿弥陀三尊像を紹介。西暦896年に源融の子どもが父の顔に似せて作ったことから光源氏の写し顔と呼ばれている。