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「阿部秀司」 のテレビ露出情報

1970年代、ハリウッド映画が日本中を熱狂させていた。それを楽しみにしていた少年が山崎貴はある映画に魂を揺さぶられた。それがスピルバーグ監督のSF映画の金字塔「未知との遭遇」だった。日本でいち早くVFXを手がけていたスタジオに入社。だがかなしい現実が待っていた。ハリウッドと比べるべくもない技術で「20年遅れ」と言われていた。山崎は日本ではまだほとんど使われていなかったソフトを独学で習得。鬼才、伊丹十三の映画でVFXを任されるまでになった。それは日本映画初の本格的なVFXとなったが理想には程遠かった。自ら監督となり壮大なSF映画を作りたいと思った。しかし無名の山崎を買ってくれる人などいるはずもなく、ひとり腕を磨き続けるしかなかった。そこに人生を変える男、映画プロデューサーの阿部秀司が現れた。山崎の腕にほれ込み「君の映画が見たい」と言ってくれた。阿部の口癖は「やってみればいいじゃん」だった。周囲の反対を押し切り監督デビュー作としては破格の4億5000万円を集めてきた。デビュー作「ジュブナイル」。それまでの日本映画にはないスケール感のVFXが話題を呼び、興行収入11億円のヒットを記録。その陰に阿部からの細かなVFXの注文があった。阿部の信念が山崎の可能性を広げていく。
5年後阿部が企画した「ALWAYS三丁目の夕日」。山崎は阿部のこだわりを満たすように戦後の東京の町並みをVFXで精緻に作り上げた。阿部は相変わらず手厳しかった。阿部という壁を乗り越え完成した映画は30億円超えの大ヒット。阿部は山崎の羅針盤となった。阿部は「山崎ならハリウッドに行ける」と言った。その試金石となる闘いが幕を開けようとしていた。きっかけは山崎。「三丁目の夕日」その続編でゴジラを出したい。だがゴジラは東宝が特撮技術を駆使し半世紀を超えて作り続けてきた看板。誰もが「東宝は許可しない」と思った。しかし阿部は突き進んでいった。山崎のためならば何でもする。「ALWAYS続・三丁目の夕日」の冒頭僅か1分のVFXシーンでゴジラが登場。僅か1分のVFXシーンながら山崎組の半数を投入する非常事態となった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月1日放送 19:30 - 20:15 NHK総合
新プロジェクトX〜挑戦者たち〜ゴジラ、アカデミー賞を喰う~VFXに人生をかけた精鋭たち~
当時について山崎貴は「周回遅れに近い。後ろ見たらいるみたいな感じ。頑張って作っても、とんでもないものが発表される」などと話した。

2024年3月13日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,ニュース関心度ランキング
アジア史上初となるアカデミー視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」。VFXを自ら担当した山崎貴監督は、受賞の喜びを「スタッフ・キャストを代表して去年失った我々のプロデューサー阿部秀司さんに言いたい。俺達はやったよ!」と締めくくった。受賞から一夜明けた昨日、帰国して直ぐに開かれた凱旋会見で阿部氏について聞かれた山崎監督は、デビュー作からのプロデューサーで監督に[…続きを読む]

2024年3月8日放送 21:00 - 22:54 日本テレビ
日本アカデミー賞授賞式第47回日本アカデミー賞授賞式
第47回 日本アカデミー賞。最優秀脚本賞などその他の部門の受賞者を紹介。日本アカデミー賞協会では能登半島地震被災地へ義援金を送ることも決定。

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