石破総理大臣は自衛隊の観閲式で訓示し、安全保障環境が戦後最も厳しくなっていると指摘し防衛力の抜本的な強化に取り組む考えを強調した。観閲式は埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われ、石破総理大臣がおよそ600人の自衛官を前に訓示した。この中で石破総理大臣はことし、ロシアや中国の軍用機が相次いで日本の領空を侵犯したことについて「主権の重大な侵害で全く受け入れられない」と非難した。さらに北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることも踏まえ、「外交力と防衛力の両輪をバランスよく強化していく」とした。さらに敵の射程圏外から攻撃できるスタンドオフミサイルの整備など防衛力を抜本的に強化するとともに、自衛官の処遇を改善する考えを示したうえで「私は先頭に立ち、日本を、国民を守り抜く覚悟」と語った。
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