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「雲林県(台湾)」 のテレビ露出情報

雲林科技大学ではスマートフォンから生成AIまで幅広い分野で使用される半導体のエンジニア育成を目指す。日本人留学生の眞下彩音さんは今年3月に日本の高校を卒業し、9月からこの大学で学んでいる。この大学を選んだ理由について「金銭面で心配することなくチャレンジできた」と話す。日本人対象の留学コースでは4年間の学費200万円以上が無料。更に毎月約5万円の生活費も支給。その費用を負担しているのが半導体の受託製造世界最大手「TSMC」。雲林科技大学・蘇副校長は「キャンパス内ではTSMCの3つの半導体コースが運営され、日本の学生が半導体を学びに来ることを期待し、このような半導体の人材育成計画を企画した」と話す。卒業後、TSMCの入社試験が必須条件。入社できなくても授業料・生活費の返還は不要。神奈川大学経済学部・川上教授は「台湾ではエンジニア不足が深刻になっている。少子高齢化の影響もある。この10年で理工系の四大卒が約17%減っている」と指摘する。台湾のハイテク産業が急成長・急拡大する一方、少子化は止められず、人材確保のためなら大した負担ではないと考えているよう。さらに日本人を選んだ理由については「一番大きいのは熊本に工場を建設しているということ。熊本で即戦力として活躍する日本人の人材をTSMC自身が育成していくということだと思う」と指摘。半導体を巡っては、中国による軍事転用を警戒し、米国が中心となり輸出規制を展開。TSMCも中国とのビジネスが一部制限されている。一方、日本向けの売り上げは全体の6%。大胆な青田買いは投資先として日本を重要視していく姿勢の表れか。制度の第1号となった眞下さんは「プレッシャーとかですごく苦しくなるということはない。台湾と日本の懸け橋のような存在になれたら」と話した。大学は来年9月の新学期には90人の日本人を迎えたいとしている。

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