「こども基本法」によって、行政が子どもの意見を聞くことが義務化される。東京都八王子市の取り組みを紹介する。八王子市は、まつの将来像や地域の課題など、こどもたちの意見を聴く取り組みをしているという。わたしたちにできる日本遺産の魅力を生かしたまちづくりをするとのこと。6月の会議ではそれぞれが興味や関心を書き出した。ゆいとさんは、日本遺産に関する情報を集め、提言しようとした。日本遺産は、歴史的魅力や特色を紡いだストーリーで、文化庁が全国104件を認定するという。「霊気満山 高尾山 ～人々の祈りが紡ぐ桑都物語～」は日本遺産認定ストーリーだとのこと。30の文化財で構成されている。日本遺産Festival in 桑都・八王子が開かれた。ゆいとさんは、養蚕業が存続の危機にあることを伝えた。ひまりさんは、日本遺産について84人にアンケートした。知らない人が57人だったという。
八王子の日本遺産にまつわる本を図書館に要望すると、市の教育長は大至急整備するので期待していてくださいなどと答えた。意見表明によって自信や勇気が育まれただけではなく、子どもたち自身に未来を担うひとりである自覚が芽生えた様子だった。