「星を編む」は…「汝、星のごとく」のスピンオフストーリー3本を収録。『春にとぶ』について齋藤さんは「汝の中で読者の方が一番気になっていたであろう北原先生の過去が描かれています。読者としては驚きに満ちたものでした」などと話した。『星を編む』について齋藤さんは「櫂の支えとなっていた漫画の編集さんと小説の編集さんお二人の視点で描かれているんですよね。ですので熱いお仕事小説の一面もあります」などと話した。『波を渡る』について齋藤さんは「まさに「汝、星のごとく」の続編と言えるような作品。汝がほんとに素晴らしい終わり方だったのでその続きを描くってことは凪良先生にとっても勇気のいることだったんじゃないかなという風にも感じるんですが、いろんな登場人物のそれからを描いてくださることが読者としてもなんだか勇気になったような気がします」などと話した。凪良さんは「すごく深く読み取ってくださるのが伝わってきてほんと嬉しいです」「前作で一度美しく閉じてしまった物語なのでその続きを書くっていうのは下手な書き方をしてしまうと本編すら汚してしまうことになるのでそのあたりはすごく力を入れて気を遣いながら書いていきました」「「汝、星のごとく」本編を書いている時に担当編集者さんと相談しながらスピンオフを書いてみようかという事を決めました」「（『星を編む』は）本を作るにあたって力を貸してくださる方たちへの感謝を込めた一遍となっています」などと話した。ハシヤスメさんは「2冊目全て読み終わったあとにまたちょっと1冊目に戻りたくなりました」、八代さんは「『波を渡る』がほんとに好きで、自分の世代とかぶるところもあって」などと話した。凪良さんは「北原先生と瞳子さんはわたしの理想を少し混ぜた方たちなのでモデルはあの2人に関してはいません」などとも話した。