雪の季節を迎え、県内の国立公園の特別保護地区などにスノーモービルで許可なく進入する事案を防ごうと、国や警察などが注意を呼びかけるチラシを配布して周知を進めている。国立公園や国定公園の特別保護地区などでは、乗り物で進入することが原則禁止されているが、県内ではことし、十和田八幡平公園で許可なくスノーモービルを走らせたとして会社員ら10人が検挙されるなど対策が課題となっている。環境省や県、それに警察はこうした区域への乗り入れが禁止されていることを周知する活動を進めていて、きのうは担当者が青森市にあるスノーモービルの販売店を訪れ、乗り入れ禁止区域を示した地図付きのチラシを店長に手渡し、客に配布するよう要請した。