品評会は、JA静岡市が毎年、出荷が本格化するこの時期に開いている。市内の葵区と駿河区で生産された「紅ほっぺ」と「きらぴ香」に加え、ことしからは粒が大きくて甘い香りが特徴の「紅かおり」も含めた3つの品種計70点が出品された。品評会ではJAや県の職員など10人が審査員を務め、色や形状、粒のそろい方などを見て投票していき、各品種から最も優れたものに金賞が贈られた。JAによると、今シーズンのイチゴは去年の秋に気温の高い日が続いたため、花がなかなか咲かず全体的に生育が遅れていて、昨シーズンよりも出荷量が1割近く少なくなっているものの、年明け以降は冷え込む日が続いていることでが良好になっているという。