開幕戦のため韓国入りしている大谷翔平選手。今日はチームメイトともに会見に臨み、4日後に迫る開幕への意気込みを語った。韓国・ソウルでラフな服装で姿を見せた大谷選手。韓国では高尺ドームにファンが詰めかけていた。日本人留学生は、練習に来るかなと思って一か八かで待っていたと話していた。今日はストレッチをランニングなどで汗を流した大谷だが、移動疲れか大きなあくびをする様子も。これに先立ち、会見に臨んだ大谷翔平は「僕は注目していただいてすごくありがたいなということと、それ以上に新しいチームなのでここにいる2人もそうですけどチームメイトと早く打ち解けるようにというのがまずキャンプでのやっていたこと」などと話した。ベッツ選手は2018年に、フリーマン選手は2020年に、大谷選手は2021年2023年にMVPになっている。MVPトリオによる会見で大谷翔平は「野球自体も韓国自体も楽しんで頑張りたい」などと話した。奥さんについての質問で大谷翔平は「初めて一緒に公式戦自体みるのもたぶん初めて、そういう意味ではいい思い出になるんじゃないかと思う」などと答えていた。会見でも話題に上がった大谷選手の妻の存在。富士通レッドウェーブの元バスケットボール選手の真美子さん（27）。身長は180cm、バスケ強豪の東京成徳高校出身で、早稲田大学時にユニバーシアードで銀メダルを獲得している。富士通レッドウェーブでは約4年所属し昨シーズン引退していた。富士通がきょうお祝いコメントを発表した。
韓国でメジャーリーグの公式戦が行われるのは今回が初めて。ドジャースの大谷翔平選手は「日本と韓国は昔から国際大会でも白熱したいい試合が多くて」「そういうところで今回韓国のでプレーできるのはすごく楽しみですし」などと話した。きょうの韓国の大手一般紙は
大谷選手が到着した時の様子をそれぞれ一面で報じていて、注目の高さがうかがえる。韓国での大谷選手の知名度はどれほどあるのか。50人に聞いた所33人が大谷選手を知っていた。韓国では先週、大谷選手の生き方を紹介する本「人生は大谷のように」が発売開始。著者は、韓国公共放送 KBSのハン・ソンユン記者で「大谷選手は他の日本人アスリートと異なり韓国で嫌っている人がほとんどいません、大谷選手はまさに時代のアイコンになりました」「人間性など見習うべき点が非常に多いので、詳しく紹介すれば過酷人にとっても非常に役立つと思いました」と語っていた。韓国の大谷ファンは意外なきっかけから大谷選手を好きになっていたことも分かった。お店の選手が大谷選手のユニフォームの店で働いている大谷ファンのイ・ビョンスさんは、好きになったきっかけはマンダラチャートだと話す。マンダラチャートは、大谷選手が高校1年の頃に描いた目標達成シートのこと。韓国のプロ野球チーム「キウム・ヒーローズ」が公開した映像では、所属選手たちがマンダラチャートに優勝の目標をたてる様子を紹介している。大谷ファンのジオさんは、最初はSNSで大谷選手がゴミを拾う動画を見て好きになったという。ジオさんは大谷好きが高じた結果、大谷選手のぬいぐるみとシールを手作りで作ったという。ソウルでオーダーメイドのケーキを製造・販売しているナムクン・ギョンさんは、大谷選手をYoutubeで見て知ったといい、数日前からデコピンなどのケーキを試作していた。
一方、韓国・仁川空港まで大谷選手を出向かえに来たファンたちは、行動力が桁違いだった。韓国でファンクラブを立ち上げたイ・ジェイクさん。WBC前まではメンバーは20人だったが、600人になった。イ・ジェイクさんは、どの首相も外務大臣も大谷のように韓国と日本を近づけた人はいなかったと思います、と話していた。韓国公共放送KBSのハン・ソンユン記者は、日本とアメリカが去年のWBCで優勝を争ったときも、多くの韓国人が日本を応援していた、このような事は韓国のスポーツ界で初めてだと思います、と語っていた。WBC優勝後に大谷翔平選手は「日本だけじゃなくて韓国 台湾も中国もその他の国ももっともっと野球を大好きになってもらえるようにその一歩として優勝できたことが良かったと思いますし」などと語っていた。ハンソンユン記者は、優勝後にあえて韓国や台湾、中国に触れる必要もないのにこうした話をすること自体が大谷選手の人柄や隣国に対する気配りを示していると思う、などとコメントしていた。