中国北京から中継で中国総局の須田正紀さんが解説。総統選挙結果を受け中国では臨んだものと逆の成果になり国営メディアなどの報道も抑え気味となっている。きのうの中国共産党の機関紙では総統選は1面の端で「選挙結果は祖国統一の流れを止めることは出来ない」とする担当部署の反応を伝える記事を掲載。習近平国家主席にとって台湾統一は就任以来の政治的目標のため中国は関心を寄せていて年末の演説では「祖国統一は歴史の必然」と強調、意欲を示した。選挙前には中国からの圧力に対抗すると訴えてきた頼氏を台湾独立派などとよび民進党政権に揺さぶりをかけあからさまな政権交代を望んできたが頼氏当選で中国側の期待はくじかれた形。今後は民進党が過半数に届かなかった立法院に注目していると思う、アメリカとの協力で必要な国防予算など重要法案の阻止を狙い与党野党の対立を誘い政権基盤の弱体化を狙う可能性がある。台湾周辺の軍事演習の警戒も強まっているが現在動きはない。中国はアメリカとの首脳会談で合意した防衛当局者間の対話を再開したばかりで軍事的緊張を高めるのを避けたい可能性があるなどと解説した。
スタジオで福田さんの解説。今の習近平政権の頼さんに対する警戒感が強く5月20日の新総統の就任式演説で中国を含む対外政策の方針が語られるので中国から離れることを言わないようにそこまでの間に民進党などの言動を見つつ圧力をかけるなどで緊張が高まるとみられる。中国政府が明確に独立を言っていて台湾は憲法を変えて中華民国ではない別のなにかになるのは手続き的に見てもハードルが高く選挙結果を見ても台湾の民意の支持をみても簡単には得られない。統一の見込みがなくなったときも武力を行使すると言っていて何を行ったときに中国側が判断するかが主観的なのでコミュニケーションの必要性がありレッドラインを探っている状況などと解説した。佐橋さんは現在も経済的威圧とよばれる行為など政治的圧力などをしているが今回の総統選を受け台湾有事が切迫しているとの見方はされていない。今後は軍事的緊張はまだ警戒すべきで新総統就任式や2024年はアメリカ大統領選挙でどう出るかわかりづらいこともあり荒っぽいことを中国はやりかねないが有事が起こるかとは別問題などと解説した。
スタジオで福田さんの解説。今の習近平政権の頼さんに対する警戒感が強く5月20日の新総統の就任式演説で中国を含む対外政策の方針が語られるので中国から離れることを言わないようにそこまでの間に民進党などの言動を見つつ圧力をかけるなどで緊張が高まるとみられる。中国政府が明確に独立を言っていて台湾は憲法を変えて中華民国ではない別のなにかになるのは手続き的に見てもハードルが高く選挙結果を見ても台湾の民意の支持をみても簡単には得られない。統一の見込みがなくなったときも武力を行使すると言っていて何を行ったときに中国側が判断するかが主観的なのでコミュニケーションの必要性がありレッドラインを探っている状況などと解説した。佐橋さんは現在も経済的威圧とよばれる行為など政治的圧力などをしているが今回の総統選を受け台湾有事が切迫しているとの見方はされていない。今後は軍事的緊張はまだ警戒すべきで新総統就任式や2024年はアメリカ大統領選挙でどう出るかわかりづらいこともあり荒っぽいことを中国はやりかねないが有事が起こるかとは別問題などと解説した。