東日本大震災が発生してから15年。被災した千葉県飯岡地区では復興かわら版を作りつづけている人がいる。発行しているのは元高校教師の渡邉昌子さん。この15年、一人で取材、作成してきた。最大で7.6メートルの津波に襲われ3800棟超えの建物が被害にあい16人が犠牲になった。旭市防災資料館ではこの時期多くの人が訪れる。渡邉昌子さんはこの震災を公式の記録より1人1人の思いや言葉ではないかと考える。まだ多くの住民が仮設住宅で暮らしていた時期、渡邉昌子さんは1軒1軒出向いた。あの日、非難警報が解除される前に自宅に戻り被災した人が多かった。これまでに集めた証言は300人以上。渡邉昌子さんは語り継ぐ難しさを痛感している。この地域で薬局を営む佐瀬さんはかつては渡邉さんの取材を受けたが、掲載しないよう断っていた。しかし15年たち気持ちが変化、最新号では佐瀬さんの当時の心境を記録していた。渡邉さんはもうすぐ80歳、かわら版の政策に一区切りをつけようとしている。渡邉さんは同じ失敗を繰り返したくない気持ちで作り始めたが、震災の教訓を語ってくれる若者たちに期待したいと話した。復興かわら版は旭市内すべての世帯に配られている他、一部インターネットで閲覧可能。
