別府ムスリム教会の土葬墓地建設予定地が日出町の町内で移設。しかし新たな候補地には約550m離れた先に杵築市の水源地があり、地区の住民たちは断固反対している。日出町の経営に関する条例では「近隣住民」とは墓地から110m以内に土地を所有する人のことを指す。近隣住民には墓地の経営許可を受けた人が公衆衛生などについて協議することが必要とされているが、今回杵築市の住民はそれに該当していない。日出町が開催した住民説明会では日出町側と杵築市側が激しく衝突。WHOなどの報告書をもとに水源地の水質への影響はないと日出町は主張しているが、山間で農家が多い杵築市の住民にとって水は命。科学的な根拠よりも風評被害を恐れる人が多数存在する。