愛知・高浜市のフォークリフト工場で株主総会を開いた「豊田自動織機」。経営陣の声を聞こうと253人の株主が訪れた。1月に発覚したエンジンの認証不正の対応方針を聞きたいと相次いだ。伊藤浩一社長は、「間違えを二度と起こさない」と強調したが、質問した株主10人中6人がエンジンの認証不正に関して問う事態になった。トヨタ自動車・豊田章男会長は1月末に、株主総会全て出席すると明言していたが、豊田自動織機の総会には出席しなかった。欠席について、トヨタは、「株主と年に一度の対話の場で、豊田氏が出ることで変化が起きることは得策ではないと判断した。」としている。総会では、取締役の出した選任案など全ての議案は可決された。