2023年5月27日、2週間にわたる通行止めが始まった。朝6時、200人を超える作業員が古い橋の撤去に動き始めた。集中管理室で中村は指揮を取った。まずは撤去する橋をスライドさせた。開始から2時間、古い橋の撤去が無事完了した。次は新しい橋を斜めにスライドさせる難工事に取り掛かった。制限時間は12時間。開始から3時間後、足場が補強材に干渉する恐れがあるとの連絡が入った。中村はスライドを止め足場を撤去することを決めた。工事開始から9時間後、橋脚と橋についた上部を合わせていった。許される誤差は2cm以内。少し動かしては測量しまた動かしすという地道な作業を繰り返した。しかし東京側だけが予定より5mm行き過ぎるというアクシデントが発生。2台のジャッキだけを動かし5mmのズレを戻し、最後には人力で微調整し、無事架替え工事は終了した。2023年6月10日、通行止めは解除された。
