街の面積の8割が森林に覆われた愛媛・鬼北町。主要産業である林業にテコ入れしようと一大プロジェクトが進行中。街の予算の約20億円で来年、プラント建設予定。製造されるのがリグニン。木に約30%含まれ、強度を保つ。日本の固有種・杉は安定的に取り出せる。プラント稼働で年間1万6000平方メートルのスギの需要を満たせると試算している。しかし林業従事者からは木材を十分に供給できないと懸念する声もあがっている。スギの平均落札価格は1万2711円。ここ20年ほど低い水準。価格の調整も担う原木市場。スギの一部が最低価格に届かなかった。製材工場には売ることのできない在庫が大量にあり価格交渉に厳しい姿勢で望まざるえない。木材価格の低迷の要因は日本の林業構造にある。伐採した木は原木市場を通し製材工場・プレカット工場・販売業者・メーカーと多くのプレイヤーが関わり価格交渉が行われたり手数料が差し引かれ生産者の利益が低くなる。
