- 出演者
- 星麻琴
オープニング映像。
日本の技術革新×社会情勢で木材ルネサンスが起きようとしている。日本一の高さの木造高層ビルが作られている。国産の木材を利用している。背景には木造の技術革新があった。耐火性は鉄骨と同レベル。強度を可能にしたのがCLT。木造は繊維方向に強く、横からの力には弱い性質がある。補うため交互に積み重ね、あらゆる方向に強い木材を生み出した。CO2削減など環境面でも期待が集まっていて、鉄骨より3割削減できる。木材利用に補助金を出すようになりコスト面でも折り合いがつくようになってきている。今や木材は衝撃にも強くなり自動車にまで使われようとしている。強度が上がるだけでなくプラスチックの使用量を3割減らすことができるためプラスチックに変わる素材として注目を集め始めている。セルロースナノファイバーの実用は宇宙にも。セルロースナノファイバーだけで作った人工衛星が宇宙に送られた。木材のみを原料とし宇宙ゴミの解決につながる。循環型社会の実現を目指していきたいと考えている。
技術革新や社会情勢などによって木材の価値が劇的に見直されている。最初はコストに反映されてしまうが、ナフサ不足で価格が上がっているため既存の材料と木材由来の素材の価格差は縮まっている。国は利用期としている。人工林は51年以上が約6割を占める。
街の面積の8割が森林に覆われた愛媛・鬼北町。主要産業である林業にテコ入れしようと一大プロジェクトが進行中。街の予算の約20億円で来年、プラント建設予定。製造されるのがリグニン。木に約30%含まれ、強度を保つ。日本の固有種・杉は安定的に取り出せる。プラント稼働で年間1万6000平方メートルのスギの需要を満たせると試算している。しかし林業従事者からは木材を十分に供給できないと懸念する声もあがっている。スギの平均落札価格は1万2711円。ここ20年ほど低い水準。価格の調整も担う原木市場。スギの一部が最低価格に届かなかった。製材工場には売ることのできない在庫が大量にあり価格交渉に厳しい姿勢で望まざるえない。木材価格の低迷の要因は日本の林業構造にある。伐採した木は原木市場を通し製材工場・プレカット工場・販売業者・メーカーと多くのプレイヤーが関わり価格交渉が行われたり手数料が差し引かれ生産者の利益が低くなる。
- キーワード
- 鬼北町(愛媛)
製品が生まれるチャンスとなる一方で生産者が疲弊している。林業の利益を可視化したグラフ。生産者は低い水準で推移している。製材品の乾燥材の値段が上がった時がある生産者に還元されていない。具材的な取り組みがGクレジット。木材生産者などが植えた木のCo2吸収量を企業に売ることができる。企業は企業活動で出るCO2排出量から減らして自治体に報告することができる。また評価が高くなるなどビジネスチャンスにもつながる。
