神奈川にある廻転寿司店での海苔の仕入れ値は、前は10枚280円ぐらいが今330円。古くからの付き合いの海苔店に価格を抑えてもらいながら乗り切っているという。海苔だけでなく、ガリ・わさび・寿司ネタも高騰。それを受け、鉄火巻は70円値上げ。一番安い皿も143円から段階的に価格を見直していき、現在198円にまで値上げ。横浜市のスーパーでは、3~4年前だと全形の10枚入りの商品で400円前後で販売していたが、今はメーカーが枚数を減らしてなおかつ販売価格も上がっているという中で、7枚で700円前後となっている。このスーパーでは、少しでも販売価格を下げるため、メーカーを選定したり特売日を設けたりしている。さらに総菜にも影響しており、握り寿司も税抜き399円で販売していたが、現在は599円となっている。のりだけでなくシャリも含めてどんどん値段が高騰しているという。今後海苔を使わない商品も検討しているという。海苔の高騰の原因は、海苔は水温が15℃以下で成長する特性があるが、近年の温暖化で冬場の海水温が下がらず生育不十分になっていることが原因だという。水温上昇により、赤潮、少雨、食害も発生。海苔が育つ環境が悪化しているという。実際に全国の生産量は減少傾向。2001年に100億枚を超えてた生産量が、2025年度では約51億枚。伊勢湾に面するウミト・プラスでは、カモよる食害が発生。記録的不作に見舞われる中、メーカーも対応を迫られている。約340種類の商品を扱うニコニコのりでは、2023年から段階的に価格改定を行っていて、昨年度は約80種類の商品の卸売価格を10%~40%値上げ。こうした事態を受け去年から発売したのが、中国産原料ののり。日本産に比べ安定した生産が可能だという。コンビニではのりなしおにぎりも登場。
