2月の風物詩に異変。都内の鮮魚店を取材。食材の高騰などで去年1980円だった“特選海鮮巻”が今年は2180円に（各税抜き）。恵方巻きの全ての仕入れ値が1．15倍から2倍に上がったという。倉庫には大量に仕入れた具材が保存されていたが、店主は手に取ってもらえるか心配だという。24日に帝国データバンクが発表した調査結果では恵方巻きの平均価格が1094円に。イオンでは通常サイズに加え初めて三分の一サイズの恵方巻を今年から販売。「手頃な価格」「少量ずつ味わいたい」との声に対応した形。2月はバレンタインデーも風物詩のひとつ。60ブランドが集結する「銀座スイーツコレクション2025」を取材。会場にはチョコレートを使っていない商品も。背景にあるのはチョコレートの原材料カカオ豆の価格高騰。銀座三越「カカオハンターズ」では板チョコとカカオを少量しか使わないジェラートを販売。普通のチョコレートよりカカオの比率が低い“準チョコレート”にも注目が集まる。カカオの量を抑えられることで価格も抑えられるという。明治も「アーモンドチョコレート」などカカオバターの使用量を見直し準チョコレートに変更。