老舗川魚問屋「鰻平」直営の「うなぎと地酒まんまる本店」(東京・池袋)。炭火で焼き上げた蒲焼に鰻の旨味がしみ出した絶品ダレがたっぷり。大人気なのがランチ限定20食の「まんまる丼」1500円。通常の「うな丼」(2300円)よりも800円お得。次々に注文が入り1時間で完売。破格のうな丼の秘密は、鰻を焼いているのが熟練の職人ではなく見習い。まんまる丼は規格外のうなぎなどを見習いがさばき仕上げている。この日焼いていたのは焼き歴1か月の沼田ゆきのさん。師匠の指導のもと焦がさぬよう丁寧に慎重に焼いていく。うなぎは“焼き一生”。気温や湿度などで火加減が変わるため熟練の技術が必要。ベテランと見習いの違いは“タレのノリ”を見れば一目瞭然。沼田さんの修行の日々はまだまだ続く。