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「鹿児島県立伊集院高校」 のテレビ露出情報

鹿児島県立伊集院高校の演劇部が創立されたのはわずか5年前。九州大会で最優秀賞、全国大会で3年連続出場と九州屈指の実力校。演劇部顧問の上田美和教諭は毎回実話に基づく社会性の強いテーマの脚本を書いて高い評価をうけてきた。今回はかつてハンセン病患者が本名を名乗れずに自由を奪われ、過酷な環境に苦しんだ実話に基づく創作劇「そのひとの名前」で全国大会に臨む。この劇は九州の地区大会で最優秀賞を獲得。夏に行われる全国大会に出場する12校の一つに選ばれた。元患者の高齢化が進む中、実際に経験した屈辱的な出来事や、深く傷ついた心情を直接聞くことも貴重な体験。
ハンセン病は「らい菌」に感染する病気のことで、特徴は皮膚や手足の神経に異常が出るが、感染力は弱く、普通の生活で人にうつることはほとんどない。しかし日本では戦後に成立した優生保護法や、らい予防法などで世間のハンセン病の差別や偏見が助長したとされ、患者もとよりその家族も結婚や就職を拒まれるなど、負の歴史を重ねた。現在でも患者たちが暮らす国立の療養所が全国に13か所。うち鹿児島県内には2か所に療養所がある。1940年代には、アメリカで特効薬のプロミンが開発され、ハンセン病は治せる病気にはなったが日本では患者を強制的に隔離するらい予防法が1996年までに廃止されずに残り、患者やその家族は自由な人権を求めて長い戦いを続けた。今回の創作劇ではそれらをわかりやすく伝えている。今年は患者たちを苦しめららい予防法が廃止されて30年の節目の年。春に演劇部には15人の新入部員がやってきた。主人公の激しい差別をうけた元患者としての想いをもっと深くできるか、患者本人も高校生の演劇をきにかけていた。
3月に演劇部は船で奄美大島を訪ねた。奄美にあるハンセン病療養所を訪問したあと奄美市で公演を行う予定。奄美和光園は鹿児島県内にある2つの療養所の一つ。多い時には340人以上の患者が隔離されていた。納骨堂には死後も家族と同じお墓に入ることが叶わなかった人々も祀られている。この療養所は現在も5人の入所者が暮らしている。ホールには800人もの人々が集まった。全国大会の舞台は7月。劇のタイトルにも掲げた、その人の名前がどれほど大切なものか、元患者の竪山さんが主人公を演じる小染川さんに思いを伝えた。15人の新入部員が入った演劇部。夏の全国大会にむけて劇の完成度を高める努力が続く。主要なキャストだけでは舞台はできず、照明や音響効果、セットづくりなど、部員すべての力が求められる。1年生部員たちにも全員に通行人や療養所の患者役など、役を割り振った。稽古のあとはセットづくり。演技に不慣れな1年生がスマホを使って動きのチェックも。一つの療養所がある地域でも公演を行い、部員たちの演技は磨かれていった。舞台を食い入るように見つめるのは先輩たちの演技を吸収しようとする1年生部員だけではない。元ハンセン病患者の竪山さんも若者たちを見つめていた。
今回の劇の舞台となる国立ハンセン病療養所 星塚敬愛園。療養所に眠る患者の元に参拝した。この日の公演はハンセン病問題の全面問題の解決を目指してともに歩む会などでつくる実行委員会が企画。1年生にとってはこれが初舞台。支援団体や元患者と400人の観客が見つめる中で1年生もそれぞれの場所で力を尽くした。セリフもなく目立たない役回りだが堂々の初舞台に。部員38人の力が一つになったこの公演。星塚敬愛園に入所している患者も演劇を観に来てくれていた。
住所: 鹿児島県日置郡伊集院町郡1984
URL: http://www12.synapse.ne.jp/ijuinhigh/

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2026年9月5日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日
テレメンタリー2026テレメンタリー2026
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