国際線が発着する羽田第3ターミナル。併設された商業施設にある焼肉店「平城苑 羽田エアポートガーデン店」では外国人観光客向けに和牛を中心に取り扱っている。外国人に根強い人気を集める和牛。JALが始めたのが和牛をお土産として手軽に海外に持って帰るサービス。通常、火を通してない肉を海外に持ち出すためには検疫など複雑な手続きが必要になる。今回のサービスはJALの通販サイトから購入した後、空港のカウンターで受け取ることができる。そして、受け取った荷物は手荷物として預けるだけで海外に持ち帰ることが可能に。複雑な手続きはすべてJALが代行する。販売するのは鹿児島黒牛と北海道和牛ですべて最上位のA5ランク。通常の輸出と違い、仲介手数料や輸入関税がかからないため海外で流通するものに比べ、2割~3割安い価格になっている。今年1月から傘下のLCC、ジップエアトーキョーで始めたところ好調だったため今回、JAL便にも拡大し、本格展開する。成田と羽田空港発の米国とシンガポール便が対象になる。今後は対象となる路線の拡大や和牛以外の品目も検討しているが、課題としてECサイトが日本語対応のみとなっていて、来年度を目処に多言語対応したいということ。