先週末、愛知県で開催された第62回技能五輪全国大会。全国の精鋭25人が競う2日間。岐阜・高山市にある飛騨職人学舎。設立したのは1920年創業の老舗メーカー飛騨産業。皇室に納入しているだけでなく、2016年のG7伊勢志摩サミットでは円卓や椅子を製作し、高い評価を得た。家具職人を目指し飛騨職人学舎で暮らす若者4人を渡辺裕太が取材した。家具職人になるには早くても3年かかるといわれている。飛騨職人学舎は学費なし、全寮制の共同生活で2年間を過ごす。卒業生の中には岐阜県庁、石川県立図書館、東京港区麻布図書館など県内外の公共施設の家具作りに携わったり、海外でアーティストとして活躍する者もいる。修業中の生活は、飲酒、恋愛、スマホは禁止とのことで、家族との連絡は手紙で行っているという。寮生4人は築100年以上の古民家で共同生活しており、職人に必要なチームワークや上下関係を学ぶ。午前6時にはランニング、料理当番は週交代で行うという。午前7時には出発し夜10時まで木工と向き合うという日々。木下凛々さんは家具職人を目指すきっかけは技術・家庭科の先生だった祖父だと話した。手芸やポスター作品で表彰されることが増え、高校では木工を学び、大学ではデザインを学んでスイーツをモチーフにしたパッケージや椅子とテーブルを作成した。更に高い知識と技術を学ぶためにここにやってきたという。木下さんは1ヶ月後に行われる技能五輪全国大会への出場を控えていた。23歳以下が11時間で課題の家具を作る競技で、今年の課題は戸棚。初出場の木下さんは10回の試作を行ったが競技時間11時間以内に完成させることが出来ず、無駄な動きが多いと思うので次の工程の準備をしたりそこがスムーズにいけば手を止めずに動けると話した。
第62回技能五輪全国大会当日。家具部門は全国から予選を勝ち抜いた25人が集結し、2日間にわたる11時間の競技がスタート。木下さんのライバルとなるのは技能五輪4連覇がかかる山形県の石橋さんや、高校生ながら全国大会出場を決めた長崎県の犬塚さんなど。木下さんの課題はスピード。完成品の仕上がりだけでなく加工や組み立ての工程も審査される。1日目の目標は外枠の組み立てだったが目標に届かず。2日目、外枠の組み立てから始める。しかし溝の幅が狭く裏板が溝に入らないトラブルが。木下さんは落ち着いて裏板を磨いて調整し組み立てはなんとかクリア。その後木下さんは競技終了に間に合った。結果は木下さんは敢闘賞となった。
第62回技能五輪全国大会当日。家具部門は全国から予選を勝ち抜いた25人が集結し、2日間にわたる11時間の競技がスタート。木下さんのライバルとなるのは技能五輪4連覇がかかる山形県の石橋さんや、高校生ながら全国大会出場を決めた長崎県の犬塚さんなど。木下さんの課題はスピード。完成品の仕上がりだけでなく加工や組み立ての工程も審査される。1日目の目標は外枠の組み立てだったが目標に届かず。2日目、外枠の組み立てから始める。しかし溝の幅が狭く裏板が溝に入らないトラブルが。木下さんは落ち着いて裏板を磨いて調整し組み立てはなんとかクリア。その後木下さんは競技終了に間に合った。結果は木下さんは敢闘賞となった。
住所: 東京都港区 六本木5丁目12−24
URL: http://www.lib.city.minato.tokyo.jp/j/azabu.cgi
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