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「麻布霞町(東京)」 のテレビ露出情報

「東京うまい店」には当時まだ馴染みのなかった外国料理店も掲載されていた。中でも日本のイタリアンの草分け的な店「アントニオ」があったのは六本木からほど近くにあった街・麻布霞町。かつては都電が行き交っていた。現在は少し離れた南青山にある。自家製にこだわるモチモチのパスタに、厚い生地が特徴でヒミツの2種類のチーズが絶妙なピザなど本格的なイタリア料理の店として創業から81年、今も愛され続けている。創業者・アントニオさんは元イタリア海軍の料理長。日本で終戦を迎えるが、日本人女性と恋に落ち店を構えることに。当時ほとんど知られていないイタリア料理を日本人に受け入れてもらうのは簡単ではなかった。看板メニューとなっている「ラザーニャ」は本場では具材を入れずにパスタとソースを重ねる料理だが、日本では当時入手しやすかったハムやマッシュルーム、自家製ソーセージを入れた。本場の味として知られる「アントニオ」だが、伝説的な名店になったきっかけは意外にも日本人にも合うアレンジからだった。その後、「ラザーニャ」は具が入っているのが日本のイタリア料理の常識になっていった。アントニオさんは極秘にマッカーサー元帥への料理を依頼されたという。マッカーサーが愛した料理が「カネローネ」。イタリアでは特別な日に出される贅沢な一品。「東京うまい店」にも掲載されている。

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