埼玉県立和光国際高等学校は黒板アート甲子園にはこれまで2回出場するもまだ入賞経験がない。ことしこそはと挑むのは美術部の6人、2年生4人と1年生2人の混合チーム。黒板アート初参加の彼女たちが目指すのは初の入賞と1、2年生の絆を強めること。大会のルールは黒板は学校で使っているもの。描くのはチョークのみ。上下2段の黒板や複数枚を用いてもOK。ことしのエントリーは全国から75校。審査発表は10月。描けるのは夏休み期間中の学校から許された8日間だけ。一方、4回目の参加となる東京・足立区の潤徳女子高校は3年前の初参加でいきなりの審査員特別賞。翌年にも特別賞を獲得した勢いのある学校。さらなる上の賞を目指した去年だったが受賞校に名前はなく悔しい結果に終わった。迎えた審査発表の日。潤徳女子は入賞には手が届かなかった。一方の和光国際も新しい扉は開かなかった。入賞はかなわなかったが6人の絆を強めるという目標は達成。日本一に輝いたのは大阪の好文学園女子高校。