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「黒部渓谷」 のテレビ露出情報

黒部ダムの展望台に到着したタモリと近江。黒部の大パノラマに感動していた。地質学が専門の竹内章さんが登場。黒部ダムの展望台があるのは立山連峰だが、黒部ダムを真ん中にして立山連峰の後ろにある山々を“後立山連峰”と呼んでいる。2つの山脈がつくっている深い谷がダムにはうってつけの奇跡の地形とのこと。中央アルプスと南アルプスには3000m級の山脈はそれぞれ1つ。しかし、北アルプスは3000m級の山脈が2つ並んでいる。
黒部峡谷の誕生について竹内さんが実験などを用いて説明。北アルプス周辺の地下には2つの海のプレートが潜り込んでいるため、2つのプレートから同じ場所でマグマが生まれるとても珍しい場所。地下にマグマが多いため、地表付近が熱せられて柔らかくなっている。そこにプレートによる東西からの力がかかるため、盛り上がりやすくなっているのだ。さらに、マグマで熱せられ柔らかくなった場所は急激に盛り上がり、割れ目ができやすくなっている。そこに雨水が入り込み、さらに侵食して谷をつくる。もともと1つだった山は2つの3000m級の山脈へと姿を変えたのだという。
大観峰から再びダムへ。秘境ゆえのダムづくりの工夫に迫る。黒部ダムはアーチ式のダム。はがきをダム、コインを水圧に見立て、はがきをアーチ型にするとコインの重みを両側で支えるため崩れない。このようにアーチの形は水圧を両岸をおさえる力に変えるために、コンクリートが薄くて済むが、黒部ダムの場合は両岸に端が接していない。タモリさんはこの点がずっと疑問だった。黒部ダムのすぐ近くには谷があり、両岸にくっつけると力を支えきれない。そこで黒部ダムは前傾姿勢にすることで下向きの力を働かせ、支えている。
黒部ダムの上部のくの字になっている部分について解説。くの字にすることで谷から離れた場所で水をせき止めると共に、上部の岩盤に負担を与えないようにしている。またくの字の部分は重力式。実は黒部ダムは複合型。すごい構造、とタモリは感動したがついていけない様子の近江友里恵に上坂さんがフリップで解説してくれた。重力式ダムはコンクリートをたくさん使い、その重みで水圧を受け止める。秘境に作られた黒部ダムは資材の運搬を少しでも減らすため複合型を選択した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月13日放送 19:32 - 20:17 NHK総合
ブラタモリ#258 絶景!黒部峡谷
タモリらは黒部ダムを目指す50kmの旅に出発した。タモリらはローカル線・富山地方鉄道に乗り込んだ。この路線が開通したのは約100年前。電源開発に必要な資材を黒部峡谷に運び入れるための足がかりとして作られた。

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