今月11日、メディアの役員に占める女性を3割に増やすことを求めた2万5000人余の署名がフジテレビに届けられた。署名を提出した団体の一つである民放労連の岩崎氏は、放送局が女性の役員3割以上を早く実現することで今までと違う対応が可能になると話した。民放労連の調査では在京キー局の女性の役員割合は平均13.6％。イギリスのITVでは取締役11人中女性は6人。フランスのM6では10年前まで経営陣は4人全員が男性だったが現在は経営陣5人中2人が女性。「メディアの女性のために」のマルケッティ共同代表は、フランスでは「Me Too運動」であらゆる業種で女性たちの団体ができたと振り返った。2019年にはセクハラや性差別に反対する宣言を発表し、理念に賛同したメディア約80社が調印した。