アメリカ・トランプ前大統領がNATO加盟国を守らない可能性について発言した。NATOは加盟国が攻撃を受けた場合攻撃された国を加盟国が防衛する義務を負っているが、GDP比2%以上の国防予算を編成することが目標とされていて、トランプ氏は「自分たちで国を守る努力をしない国は守らない」としたもの。NATOトップ・ストルテンベルグ事務総長は「相互に防衛しないと示唆することは全加盟国の安全保障を損なう」と強く反発した。加盟国の中には一定の理解を示す国もあり、過去にソ連から侵攻を受けたポーランドのトゥスク首相は防衛支出の拡大を呼びかけた。