経済アナリストの馬渕さんが、物価高についてについて解説。今実質賃金も23カ月連続でマイナスとなっており、6月に始まる1人あたり4万円の定額減税により実質賃金がプラスに浮上する可能性があるが一時的なものとみられる。物価高に敗けない賃上げをするには、実質賃金が全国で福井県に続きワースト2位の鳥取県で取材したところ、鳥取県では中小企業ができる賃上げの成功例として注目されている不動産企業があり、これからの日本に必要なのは中小企業でも賃上げできる成功事例を共有し実践により給与アップすることだと解説。その不動産企業の例は、社内それぞれのチームで50万円の利益を出すプロジェクトを20個達成できれば賃上げを従業員に約束するという1000万円プロジェクトというもの。この達成した利益を内部留保に回さないことで2年連続で賃上げを達成することができたという。馬渕さんは、賃上げが重要だという総論は議論されてきており、足りないのは各論で、恩恵が国民全体にいきわたるカギは成功事例の共有になるなどとのべた。