今日のテーマは「持ち直す世界の製造業」。中島さんは「主要先進国を見るとあまり製造業は芳しくありませんが、世界の鉱工業生産はアジアを中心とした新興国が牽引しているため回復傾向にあります。先進国はこの半年あまりに底入れ持ち直しの動きが出ており、製造業PMIのグラフを見てみると、景気の善し悪しを判断する50をアメリカは上回っています。ただ、アメリカでは情報通信やコンピューター分野が伸びていますが、地政学リスクなどもあるので短期的に期待するのは難しいです。原油価格は夏以降に上昇する予想が立てられ、金融政策の転換も悩ましいです。私は、製造業の盛り返しのポイントとなる生成AIやEVなど世界を変える技術に注目をしています」などと話した。