アメリカ軍の基地建設のため、沖縄・辺野古の海で進む埋立工事。東側の建設予定地の海底にマヨネーズ並みともされる軟弱地盤が広がっていることが判明し、沖縄県は埋立工事を承認してこなかった。これに対し国が県に代わって埋め立てを承認する代執行に向け提訴し、福岡高裁でくだされたのは国の主張を認める判決。国が初めて代執行の措置に踏み切り、辺野古の埋め立てを進める見通しとなった。海底の軟弱地盤に7万本の杭を打ち込むという前例のない工事となり、国の申請によれば工期は1.5倍、費用は3倍に膨らむという。松原さんは、対話の不在を感じるという。昔の政治家は情があったが今の政治家は上から目線だという。代わったのは世代が代わったことも大きいが、安倍政権の当時の元政府高官は、沖縄はゴネれば国の予算を貰えるから解決したいと思ってない、これ以上甘やかしてはいけないという声がずっと出ていて、こうした眼差しが政府が沖縄と対話しない今に至るという。