写真家の石川直樹さん46歳。標高8000m以上の山に写真を撮影しながら登ることに挑戦している。地球上の8000m超の山は14。石川さんは2度目のエベレスト登頂以来14の山に挑み続け、残るは2つ。成功すれば世界でも数少ない14座登頂者となる。標高8000mは酸素は3分の1、気温はマイナス30℃。デスゾーン。コロナ禍で活動は中断されたが、去年は世界2位のK2など5つの山に今年はすでに3つの頂上に立っている。高校2年生の1人旅、ネパールの山の魅力に触れた石川さん。それ以来世界中を旅しながら人々や自然の写真を撮り続けた。あくまでも登山家ではなく写真家であるという石川さんは山に挑むのは厳しい道程だった。