青森市と函館市を結ぶフェリーなどを運行する「津軽海峡フェリー」はきのう、青森市と室蘭市を結ぶフェリーの航路を新たに開設し、きょう午前9時出航の青森からの最初の便にトラック31台、ドライバーなど乗客90人が乗り込んだ。このフェリーは1日1往復、週に6往復運航され、青森と室蘭を約7時間かけて結ぶ。青森と室蘭を結ぶフェリーの運行は平成20年以来15年ぶり。来年4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が強化され、輸送量の減少などが懸念される「2024年問題」が迫る中、乗船中はドライバーが休憩できる他、室蘭は札幌などに近く函館航路と比べてトラックの走行距離を短縮できるため、労働時間の抑制につながると期待されている。