多重下請け構造になっている物流業界。背景にあるのは1990年に行われた規制緩和。これにより、これまでの免許制から参入しやすい許可制に変更となった。運送会社は4万社から6万社に増えた。このうちの多くが中小事業者で、大手の2次下請け・3次下請けとして請け負ってきた。激しい価格競争となる中、仕事量を増やしドライバー長時間労働に依存するかたちになってきていた。樽野章は「一方で、多重下請けで儲からないという現状を変えていこうという動きが広まっています」とコメントした。
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