万博サテライトスタジオから大阪・関西万博を紹介。今回は158の国と地域が参加して展示を行う。きのうは14万人が訪れ、開幕初日の興奮に包まれた。指摘されてきた課題は、会場建設費が当初の1.8倍の最大2350億円になった点、海外パビリオンの遅れなど。海外パビリオンは自前建設42のうち開幕日に間に合わなかったのは1つ。チケット販売は前売り券が約1100万枚と目標の1400万枚に届かなかった。高濃度のメタンガスが地下空間で検出されたことも明らかになり、全国的な関心が十分に高まらないまま開幕を迎えている。パレスチナの展示ブースはイスラエルの港の使用許可がおりず準備に遅れが出ている。ケルケンツェス事務局長は、「分断の時代だからこそ前向きなアイデアを持ち寄る万博はより重要性を増している」と話している。万博の見どころの1つは最新技術の体験。自動運転バスは一般道の大型バスで国内初。次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」も使用されている。ただ、万博ではなければの意味は薄れ、地球規模の課題解決を考える場に位置づけを変えている。
今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。アンドロイド研究者・石黒浩さんと生物学者・福岡伸一さんは2人とも55年前の大阪万博で岡本太郎作「太陽の塔」とその中で生命の歴史を展示した生命の樹を原点にしていた。石黒さんが展示の最後に配置したのは1000年後の人間を示すアンドロイド。テクノロジーでいのちが拡がる時代を示して、来場者に未来を考えてほしいと話している。福岡産は、いのちは有限だから輝くと展示の最後で語っている。
今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。アンドロイド研究者・石黒浩さんと生物学者・福岡伸一さんは2人とも55年前の大阪万博で岡本太郎作「太陽の塔」とその中で生命の歴史を展示した生命の樹を原点にしていた。石黒さんが展示の最後に配置したのは1000年後の人間を示すアンドロイド。テクノロジーでいのちが拡がる時代を示して、来場者に未来を考えてほしいと話している。福岡産は、いのちは有限だから輝くと展示の最後で語っている。