大阪・関西万博で行列が出来ていた塩おにぎり。ただの塩おにぎりなのに異次元のうまさと話題になっている。塩を手掛けたのは、世界中から注文殺到の塩職人。田野屋塩二郎氏は塩一筋15年以上で、過去にはフランスのレストランが1キロ100万円で買っていったという。受注は1万件待ち。一般的には短時間で抽出するため窯で加熱し炊き上げることが多いが、完全天日塩で一切機械を使わずに塩を作っている。塩の味に大きく関わるミネラルは成分によって結晶化するタイミングが違い、職人は混ぜる感覚だけで結晶サイズを操り味を調整するという。一般販売されている塩もあり、100グラム4000円超だが大人気。