コーヒー業界の2050年問題。北緯25度から南緯25度の間の地域でのみ栽培されていて、この一帯はコーヒーベルトと呼ばれている。もし地球温暖化がこのまま進むと気温や湿度の上昇、降雨量の変化により豆の品質が下がって、コーヒーにとって深刻な病気も発生しやすくなる。その結果コーヒーの生産量が大きく減少する恐れがある。すでにコーヒー価格は大きく上昇しておりこの先、更なる高騰のリスクも高まっている。コーヒーベルトのさらに内側、北緯20度、南緯20度の間にはカカオベルトと呼ばれる地域が広がっている。カカオ豆を原料とするチョコレートにも同じように生産量が減る懸念が強まっている。