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令和のホラー小説ブームについて。キーワードはモキュメンタリ−。ホラーブームの火付け役・背筋さんの単独インタビューや専門家によるオススメ小説を紹介する。ホラー小説に詳しいライター・朝宮運河さんのスタジオ解説。ことし6月に宝島社が発売した「このホラーがすごい!」はホラー小説をランキング形式で紹介しているガイドブックで3万件を超える反響を呼んでいる。第1次ブームは1998年公開の映画「リング」や「呪怨」などが“Jホラー”と呼ばれるジャンルを確立→映画主導で小説もホラーブームに。第2次ブームは(2020年頃〜)、SNSや配信動画の普及で再ブームに。朝宮運河さんによると「“みんな一緒に怖がる”といったほかのジャンルにはない一体感を楽しめる。いままでホラーに触れてこなかった人がSNSやネットを通じてその面白さを知り徐々にハマる人が増えた」。
キーワード:モキュメンタリ−(フェイク・ドキュメンタリー)について。MOC+ドクメンタリーの合成語でフィクションを実話のようにみせること。ホラー小説に詳しいライター・朝宮運河さんは「虚構と現実の境界があいまいで読者が当事者になったような緊張感を味わえるのがモキュメンタリ−の面白さ」だという。作品を紹介。雨穴さんのデビュー作「変な家」(飛鳥新社)は発行部数107万部、シリーズ累計253万部(電子版含む)。怪談作家・梨さんのデビュー作は「かわいそ笑」(イーストプレス)。背筋さんのデビュー作は「近畿地方のある場所について」(KAOKAWA)、発行部数は25万部。
「このホラーがスゴイ!2024年版」の国内第1位は「近畿地方のある場所について」(背筋・KADOKAWA)。2023年1月・Web小説サイト「カクヨム」に掲載→SNSを中心に話題となる。2023年8月・書籍化。先月刊行されたのは「穢れた聖地巡礼について」(背筋・KADOKAWA)。「近畿地方のある場所について」(背筋・KADOKAWA)のあらすじを紹介。雑誌記事やネット書き込み、手紙などをられる仕手いく形で物語が進む。事件記録を呼んでいるようなリアルさ。「穢れた聖地巡礼について」:先月刊行、YouTubeチャンネルのファンブックの書籍化を提案する人物が登場。

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