サッカー男子パリ五輪アジア最終予選準々決勝で、日本がカタールと対戦する。日本とカタールの試合が行われるカタール・ドーハのスタジアムから報告。地元カタールの新聞は「五輪を目指すうえでアジアで最大のライバル日本に挑む」と伝えていて、注目度の高さがうかがえる。日本は、1次リーグ最終戦で韓国に敗れ、グループ2位で決勝トーナメントに進んだ。気持ちを切り替えて調整を進める選手たち。エースナンバーの10番を背負うのが佐藤恵允選手。ドイツでプレーする22歳。佐藤選手は「チームに求められているものを実直にやっていこうと思う」と語った。韓国戦は悔しさだけが残った。終了間際の決定的な場面でシュートは無情にもポストを直撃。韓国に敗れたあと、初めて選手だけでのミーティングを行ったという。佐藤選手は「よりチームとして結束力が高まった」と語った。準々決勝の相手、カタール。年齢制限のない代表がことしのアジアカップで2連覇を果たすなど、近年力をつけている。カウンター攻撃を軸にするチームで、引いて守ってくることが想定される中、U−23日本代表・佐藤恵允選手は「シュートの本数を増やせば点は確実にとれる」と述べた。負けたら終わりの準々決勝。10番を背負う佐藤選手は「ラストチャンスと思っているぐらい、日本代表としての誇りをもって戦いたい」と述べ、強い決意で完全アウエーのピッチに立つ。