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夏の甲子園、島根県立大社高が準々決勝敗退。32年ぶりに甲子園に出場し、1回戦を63年ぶりに勝利し、2回戦を107年ぶりに勝利し、3回戦を勝利し93年ぶりにベスト8となった。
ワールドカップアジア最終予選がもうすぐで始まる。歴代最強メンバーで臨んだアジアカップでは、ベスト8敗退。W杯経験者らの福西崇史、中澤佑二、鄭大世、槙野智章とナビゲーターの中西哲生が最終予選突破のカギを討論する。
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2026年ワールドカップ出場をかけたアジア最終予選が始まる。最終予選での戦いに向け、討論する。アジアからの出場枠は4.5から8.5へと増えた。日本はオーストラリアやサウジアラビアと同じグループ。ホーム&アウェー方式で総当りのリーグ戦で、上位2チームが本大会の出場権を獲得する。
番組は今回森保ジャパンについて街頭インタビューを実施した。サッカーファンの不安としてロングボールの対応が挙がった。今年のAFCアジアカップ準々決勝でイランと対戦した際、ロングボールから何度もピンチを招き同点の後半アディショナルタイムでロングボールからPKを与え、決勝点を取られベスト8敗退となった。
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「ロングボールになぜ弱い?」という題でトーク。チョン・テセさんは「海外とかでプレーしていて脅迫的なことも言われたし、爪楊枝でつつかれたこともある。マナーよくスポーツマンシップにのっとるだけじゃなくてそういうところもやったら。(北朝鮮代表の時に)弱点を狙ってロングキックを蹴り、徹底してセカンドボールを拾うことをしていた」などコメント。中澤さんは「昔は高身長のフォワードがいたら、ほぼ肉弾戦しかない。空中にしかボールがない。いまは足元に求めているので、本来の亜細亜の強さは落ちている。個はレベルが上がっている」などコメント。福西さんは「日本はスペインやドイツなどに対して、相手の裏を狙うセンターバックを困らせてカウンターをするというやり方にする。個々の能力に合わせたサッカーにしていくという割り切ったところがある」などコメント。槙野さんは「これから増える。日本が嫌がるとわかっているから。後ろの選手と中盤の選手と前の選手で考え方・やり方を揃えないといけない。合わせるをちゃんとしないといけない」などコメント。
「ロングボールはどう対応すべき?」という題でトーク。中澤さんは「まずはすり合わせることが大事。その前の選手がどの位置でロングボールを蹴らせるか。まっすぐ蹴らせるのか対角に蹴らせるのか。まずここから決めないといけない。蹴らせる相手をどのポジションにするか。あとセカンドボールのところで1ボランチにするのか2ボランチにするのか。サイドバックの絞りとかこと細かいところまでやらないと」などコメント。日本が苦手とするロングボールの対応。(2024年の)アジアカップについて。槙野さんは「ロングボールをイランが蹴ってくるのはチームの分析であった。チームとしてどう守るかの準備はできていなかった。チームでどうするかすり合わせていかないとエラーが起きる」などコメント。中澤さんは「誰が主導権を握って修正するのかまで。今回のアジアカップではいけなかった。そこを僕らの時代は福西選手らと喋ってやっていた。それがどこまでできているのかも(大切)」などコメント。福西さんは「グランドの中で起きていることの整理が今は足りない。根本はヘディング。ヘディングに強い選手を育てなきゃだめ」などコメント。
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これまではロングボールの対応をテーマに話してきたが、その対策として福西さんが提言したのはヘディングの強さ。福西さんは「片足で飛ぶと片足があげられるからバランスが取りやすい。そういうところがあるのでひとつひとつを考えた方がいい」などコメント。槙野さんは「パスやトラップは教えられるけどそういうところを教えられてきていない」などコメント。中澤さんは「ヘディングでの体の向きや踏切足、空中での半身のなり方とか手の使い方。(育成の中で)空中にボールがある時間も増やすべき」などコメント。中西さんは「運べるDFが大事と言われているけど根本はヘディングが強くないといけない」などコメント。
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サッカーファンに聞いた森保ジャパン、「守備のセットプレー」があがった。アジアカップでのセットプレーでの失点は8失点中5失点でこの大会でセットプレーという課題が浮き彫りになった。
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セットプレーでの失点は8失点中5失点だった。中澤氏は「ゾーンで守っている弊害がもしかしたらある。今マンツーで守っているチームは比較的少なくゾーンを崩そうとしてる国も多いので対する免疫が相手にあるのかもしれない」「日本は両方できるようにしたほうがいい」などとした。ゾーンで守ることで体力的には良いが逆サイドがフリーになり日本はそこが空くとした。マンツーでは責任の所在がはっきりするとし槙野氏は「VARあるので怖い。最後やらせたくないという気持ちがでるとファウルとられるのでマンツーとゾーンの併用が良いと思う」などとした。
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街の声ではアジアカップを踏まえて森保ジャパンの守護神はどうなるのかについて。槙野氏は「未来は明るい。若くして欧州に出てプレーするGKがいるのはポジティブ材料がたくんさんだと思う」「鈴木彩艶や小久保玲央ブライアンなど若い選手らにチャンスがあるのはいいこと」などと話した。福西氏は鈴木選手について「経験がないから失敗しただけで経験を活かして次に繋げる。ただ試合経験が少ないだけ。」などと話した。中澤氏は「人が変われば多少ずれることはあるので少ない時間の中で自分の特徴を伝えて味方の特徴を掴めるかが話し合いも大事」などと話した。
セットプレーからの得点について。日本代表はカタールW杯後の19試合で64得点を挙げているが、セットプレーからの得点はわずか3点とのこと。セットプレーについて福西さんは「セットプレーはキッカーが8割。蹴られたボールの位置がある程度予測できればしっかり準備ができる」などと話した。中澤さんは「キックの質を安定させることが大事。中の選手もキックの特質を理解しないといけない。今はキッカーと中のタイミングが合っていない気がする」などと話した。槙野さんはセットプレーで点を取る人の特徴として「点を取る人はボールを見るより自分のマークを外すことだけを考えている」などと話した。
ファンからはW杯アジア最終予選に向けて、気持ちでゴールに迫る選手がでてこないといった声が聞かれている。
カタールW杯以降日本代表は19試合で64得点を奪いながら決定力不足を不安視する声が聞かれている。チョン・テセさんはC.ロナウドやメッシでも5回に2度程度しか決められていないことから大事なところで決められる事が重要、チャンスに顔を出せる上田綺世は期待のできる選手と紹介。槙野さんは前田大然や浅野拓磨など足の速い選手も揃っていると紹介。
日本がオーバーエイジ枠を使わずに挑んだパリ五輪。パラグアイ戦では開幕戦から5得点で大勝した日本は3戦目のイスラエル戦も小久保の守備と細谷のゴールが光る形となり0-1で勝利するなどグループを首位通過した。準々決勝はスペインとの対戦となるが、0-3の完敗となった。そして期待の選手について福西さんは「藤田譲瑠チマ」で空気を読まず自分の性格を出すことの出来る選手ではないかと紹介。中澤さんは「松木玖生」でデュエルで前にボールをこぼしても気にしない荒さが逆に魅力になると紹介。鄭さんは「細谷真大」でシュートを積極的に打てるなどFWらしさのある選手であり、壁にぶつかる中今後はパス出来るのかパスしない選手を目指すのかの選択が残ると紹介。槙野さんは「小久保玲央ブライアン」で前向きな姿勢が鈴木彩艶 にも影響するのではないかと期待。中西さんは「斉藤光毅」で相手を完全に抜き出す・わずかにボールを浮かせるプレーで意表を突けるのは大きいと紹介。
最終予選のキーマンについて。福西は「田中碧」を挙げ「田中碧がどれだけ攻撃に出ていけるか。研究されている中で良さが生きるのは田中碧の飛び出し」等と話した。中西は「久保建英」を挙げ「チームの中心として活躍してくれるんじゃないか。対策してきてもそれを乗り越えるタイプの選手。自分一人で行くタイプじゃなく周りとの関係性でも崩せるタイプなので色んなパターンが組める。ドリブラーだけど気が利く」等と話した。テセは「上田綺世」を挙げ「象徴的な1トップの選手。オフ・ザ・ボールの動き、天真爛漫な可愛げもある。ボックス内での彼の目の光はFWの本能を感じる。サッカーIQも高く、ゴールを取る形もあるし、クロスの入り方もいい」等と話した。中澤は「ベテラン」を挙げ「ベテランの一声だけでプレーが蘇ったりする。森保監督と相談するとかでチームの潤滑油じゃないけど、いい関係性を築けるのがベテランの存在」等と話した。槙野は「森保一監督」を挙げ「イレギュラーなことが試合中に起きても提示してあげるのも森保監督の仕事。選手からのフィードバックも含めて臨機応変に対応しなくてはいけない。森保監督は肌で感じた選手たちの意見を受け入れる方」等と話した。
森保ジャパンに期待すること。テセは「内容が伴った良い結果が得られることを願っています」等と話した。中西は「すごいメンバーになってきたっていうのが正直な感想。ここから一気にいろんなものを積み上げていってほしい」等と話した。中澤は「誰が出てもチーム力が落ちないし、いろんなユニットで組ませるといい味を出す選手たちが揃っている。成長の証が見られる試合を望んでいます」等と話した。槙野は「新しい代表チームというのが出来上がると思う。監督やスタッフがワールドカップで感じた課題とかをどういうふうに修正した中で選手たちをフィードバックしているのか見てみたい」等と話した。福西は「最終目標がワールドカップの優勝、近くの目標がベスト8。その段階で予選をどう戦っていくか。サポーターも含めて日本代表がいい結果になるよう応援したい」等と話した。
次週の予告が流れた。
男子4×100mリレー・桐生祥秀。パリ五輪では区間2位の好走を見せるも日本はメダルに届かず。大会直後には「足速くなりてーーー」と綴った。抱き続ける「速さへの渇望」。オリンピックの快挙から10日後、飛込・玉井陸斗は次なる舞台にいた。五輪・飛込104年の歴史で日本人初のメダル。決勝で挑むのは「大技307C」。体が回りすぎるミス。わずか10日後、高校最後のインターハイ出場を志願。再び挑んだ大技でインターハイ優勝を決めた。スピードスケート・高木美帆。世界記録を持ち金メダルが期待された1500メートル。力を発揮できず無念の銀メダル。ひたすら練習を重ね、スケーティングを掴み始めた感覚が。2026年のミラノ五輪で次こそ金メダルへ。