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女子76キロ級・鏡優翔。パリオリンピック決勝で女子最重量級日本人初の金メダルを獲得。鏡優翔は「タックルで勝つ」。その思いが報われ「今までやってきた選択の答え合わせができた」と述べた。
オープニング映像。
コーナーオープニング。今日は【柔道】五輪連覇・永瀬貴規×高藤直寿、【陸上】十種競技・右代啓祐、世界ラリー第9戦フィンランドなど。パリ五輪で独特な存在感を放ったのが、パリ五輪 柔道81キロ級金メダリストの永瀬貴規だ。再激戦区とされる81キロ級で五輪史上初の連覇を成し遂げた。その瞬間を会場で見届けていたのは、同級生で東京五輪60キロ級金メダリスト・高藤直寿。高藤が評した“永瀬すぎる”とは。
パリオリンピックで日本は45個のメダルを獲得。81キロ級金メダルの永瀬貴規は30歳。五輪史上初の連覇。19963年生まれの同級生で盟友の東京五輪60キロ級金メダル・高藤直寿と対談した。2人は小学校5年生のときに初めて対戦。初の五輪はリオ五輪で、2人は共に銅メダルを獲得した。永瀬は練習後は下に水たまりができていたといい、練習の虫と呼ばれていた。
東京五輪では共に金メダル。そしてパリ五輪には高藤は出場できず。永瀬がひとりでの挑戦となったが連覇を成し遂げた。年齢と共に守りを意識する面が目立っていた永瀬はグランドスラム東京では指導3つの反則負けを喫した。これを改めた永瀬はパリ五輪では攻める柔道を展開、永瀬本来の柔道を取り戻した。
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永瀬貴規は、柔道81キロ級でオリンピック史上初の連覇を成し遂げた。決勝戦の相手は、グリガラシビリ。開始1分52秒に谷落で技ありを奪い、その1分後に再び谷落で一本勝ちとなった。高藤直寿は、絶対かかるところをピンポイントであまり自分が体を動かさずちょっとの動作でいくのが永瀬すぎるとコメントした。高藤が興奮したのは試合開始30秒ほどの相手との組手争いをしているシーンで、注目は永瀬の手の使い方。相手に手首を掴まれた直後、すかさず腕を返し逆に相手の手首を掴んだ。次に挙げたのはひとつ目の技あり「谷落」のシーンで、技を決める直前の膝の使い方。膝を使って相手の体勢を崩す技術も、永瀬すぎるという。今度は試合を決めた最後の谷落のシーン。技に入る直前、足を前に出し相手の動きを封じていた。高藤直寿は、叫んでいるの初めて見た、畳を降りてからやるのがすごいなどとコメントした。連覇のカギは、永瀬すぎる柔道だった。
永瀬貴規は今後について「ロス五輪の頃は35歳。最近の競技年齢は上がっているから、やれる年齢ではある。指導者にゆくゆくはなりたい」と語った。
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8月10日、北海道江別市。やり投の北口榛花が金メダルを獲得した日、2012、2016の五輪2大会連続出場で東京五輪、パリ五輪は落選した右代啓祐は、子どもらの陸上教室に勤しんでいた。先月38歳となり、この2年間の陸上の十種競技の練習に打ち込んでいた。
右代啓祐は24歳の2011年、日本選手権・混成競技の十種競技で好記録を連発し、総合得点で日本人初となる8000点を突破した。2012年のロンドン五輪で日本48年ぶりの十種競技代表として出場を果たした。2014年に8308点をマークし、2016年のリオ五輪に選出された。
右代啓祐は強化遠征のため、アメリカ・ロサンゼルスの住宅を一棟借りあげ日本から調理師を帯同させ、バランスのとれた日本食を毎食提供してもらっている。栗原秀文は味の素が行う「ビクトリープロジェクト」のリーダーで、食のスペシャリスト。阿部兄妹や羽生結弦、入江陵介などをサポートした。右代啓祐は東京五輪では2020年になってコロナ禍による延期が決まり、十種競技の参加標準記録が8350点となり、海外遠征でポイント獲得に失敗し落選した。栗原とは2021年9月にイベントで再会し、栗原はベテラン選手の復活サポート事業の社内向け企画書を作成し、会社のOKを取り付け新スタッフを招聘した。ヘッドコーチは石井和男、フォーム分析は柿木克之、コンディショニングは三富陽輔、栗原秀文は栄養面と強化全般を担当した。炙り出した課題は50項目以上。チームは右代が苦手としてきた100m走の強化に決める。スタートダッシュに拘り、練習時間の大半がスタートに割かれた。反復練習を毎日1時間半以上続けた。リズム感覚を研ぎ澄まし鋭敏な動きを身につけるため、音楽を取り入れた。毎朝コーヒー豆をミルで挽き、挽きたてを味わっている。2分間でどれだけの距離を伸ばせるかという練習はフォームを固めスタミナをつけるものである。十種競技は一度の大会でフルマラソン8回分のカロリーを消費するという。月、カリフォルニア州ウォルナットでマウントサックリレーに参加し、100m走で11秒73となった。5月25日に前橋市の国スポ種目記録会に参加し、11秒58となった。
十種競技の参加標準記録は8460点と更に上がっている。パリ五輪出場を目指す右代啓祐選手は38歳で最年長。パリ五輪代表選考を兼ねた日本選手権。100mでは11秒72と目標に届かず。棒高跳はタイミングで場内アナウンスが響き失敗。サポート責任者・栗原秀文さん（48）は右代選手を鼓舞するも、十種を終えトータル7204点で7位とパリ五輪に届かなかった。
十種競技でパリ五輪出場を目指した右代啓祐選手（38）。しかし五輪出場は果たせず。サポートチームのメンバーが力を出し切った右代を労う。五輪に届かなくても挑戦の価値は損なわれない。サポート責任者・栗原秀文さん（48）は「この悔しさがあるから次に向かえるし、もっと成長しなきゃと思う」などと話した。次の目標について右代選手は「日本選手権で表彰台」などと話した。
世界ラリー第9戦フィンランド戦が行われている。ここにはトヨタの拠点があることで知られ、カッレ・ロバンペラは凱旋戦となることから注目が集まる。
ラリー・フィンランドは20本のタイムアタックで1372.56mという距離を走るものとなっているが、細かい砂が滑りやすい一方で道は平坦であることでスピード勝負となる。しかし、この日は雨の影響もありトヨタの勝田貴元やヒョンデのオイット・タナックなどリタイア者が次々に出るなど波乱の展開に。その中で地元のロバンペラはビッグジャンプをミスなくこなすなどし、5・6・7ステージでベストタイムをマークするなど首位に立つ。ロバンペラは22歳1日でドライバーズチャンピオンに輝くなどし14勝をこれまでに挙げてきたが、ラリー・フィンランドを制することができていないのが心残りという。去年のフィンランド大会もあと一歩のところでリタイアとなるなどしていたが、今年は2日目までをトップで走る形となった。そして、3日もロバンペラは11～13ステージを最速で走るなど6ステージ中5ステージを最速で走り抜けた。だが、最速タイムを記録してきた4日目にコーナーの岩にタイヤが乗り上げたことで今年もリタイアという結果に終わってしまった。トヨタとしては2位のオジエが堅実な走りを続けて優勝する形となった。
また、トヨタは下部・WRC2にも9台の車をエントリーさせていて、ラリー競技の裾の拡大に向けてフィンランドを拠点に更なる開発を進めている。チーム代表は39歳のヤリ-マティ・ラトバラで6位となった。
世界ラリーフィンランドの結果を紹介。2日目にデイリタイアを喫した勝田は3日目に復帰して41位という結果だった。マニュファクチャラーズランキングではトヨタは375ptで1位のヒョンデの395ptに20pt差となっている。そして、次戦はギリシャを舞台に行われ、11月21～24日にはフォーラムエイト・ラリージャパン2024も行われる。
センバツ王者として夏の大会に臨んだが智弁学園に1-2と惜敗し春夏連覇が叶わなかった健大高崎・箱山遥人は最高のキャプテン生活を送れたと涙を流した。巨人・浅野翔吾は開幕1軍と期待されながらも4月8日までで無安打に終わっていたが、14日の阪神戦でチームを勝利に導くホームランを放つなど期待を背負っている。女子バレーボール・古賀紗理那はパリ五輪を終えて引退を表明し、後悔なく最後までやり切ることができたと振り返った。
「GET SPORTS」の次回予告。
エンディング映像。