永瀬貴規は、柔道81キロ級でオリンピック史上初の連覇を成し遂げた。決勝戦の相手は、グリガラシビリ。開始1分52秒に谷落で技ありを奪い、その1分後に再び谷落で一本勝ちとなった。高藤直寿は、絶対かかるところをピンポイントであまり自分が体を動かさずちょっとの動作でいくのが永瀬すぎるとコメントした。高藤が興奮したのは試合開始30秒ほどの相手との組手争いをしているシーンで、注目は永瀬の手の使い方。相手に手首を掴まれた直後、すかさず腕を返し逆に相手の手首を掴んだ。次に挙げたのはひとつ目の技あり「谷落」のシーンで、技を決める直前の膝の使い方。膝を使って相手の体勢を崩す技術も、永瀬すぎるという。今度は試合を決めた最後の谷落のシーン。技に入る直前、足を前に出し相手の動きを封じていた。高藤直寿は、叫んでいるの初めて見た、畳を降りてからやるのがすごいなどとコメントした。連覇のカギは、永瀬すぎる柔道だった。