火曜日、中国で開幕した世界経済フォーラム。主要テーマの1つが「AI」だった。米国に次ぐAI大国の中国。ことし2月、米国のオープンAI社が実写と見間違うほどの高度な生成AIの画像を発表したが、今月、中国のAT企業も同様の技術を公開。水中を泳ぐ熱帯魚にハンバーガーを頬張る少年。米国の最先端AIと同等のクオリティが話題となった。著名な投資家、ウォーレンバフェット氏は先月、自身の生成AI画像を偽物と家族が見抜けなかった経験から、AIを使った詐欺行為が「史上最大の成長産業になる」と警鐘を鳴らした。イーロンマスク氏も「人類にとってAIは最大の脅威の1つ」と指摘。リスクの一方でAIは様々な恩恵をもたらす可能性も秘めている。日本では先週、GMOインターネットグループがAIロボット事業への参入を発表。このロボットはカメラを搭載せず、姿勢制御のセンサーだけでAIが動作を判断しているという。仮想空間での学習を重ねたというAI。夜間の工場の警備などでの活用が想定される。