- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ 杉浦みずき
オープニング映像。
今週、各地で大雨。明日から火曜にかけて日本海側を中心に今年一番の大雨になる恐れ。スタジオには初出演の孫正義。
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テレビ討論会の後、ニューヨークタイムズが掲げた社説。「国のためバイデン氏は大統領選から撤退すべき」。討論会であまりに精彩を欠いたことを受け、大統領選からの撤退を要求。前回の大統領選でバイデン氏を支持した有力誌からの思わぬダメ出し。トランプ氏は勢いづく。風邪で体調が悪かったというバイデン大統領。討論会はどう進んだのか。始める前から勢いを増していたトランプ氏。実際の討論会でバイデン大統領は「新たに1万5000人の雇用を創出した」と1500万人というべき数を言い間違えた。さらに声のかすれが目立ち、5秒ほど言葉が出ない場面もあった。大統領選挙まで残り4ヶ月余り。支持者の間からも「バイデン氏では戦えない」という声が高まっている。
満を持して臨んだテレビ討論会で声のかすれや言葉が出てこないことなど衰えが浮き彫りになった81歳のバイデン大統領。その高齢不安について問われると「トランプは私より3つ若いがはるかに能力は劣っている。私の実績を見ればわかると思う」と述べた。これに対しトランプ氏は「私は認知テストを2回受けたが彼は受けていない」と胸を張ってみせた。不倫もみ消しに関連して有罪評決を受けたことを問われると「悪いことはしていないしポルノ女優とも不倫していない」。虚偽の発言などを指摘されながらも歯切れは良かったトランプ氏。討論会が終わった後、支持者が集まる会場を訪れたバイデン大統領。高齢の不安が勝負どころで露呈したバイデン氏。撤退論も噴出する中、巻き返すことはできるのか。
トランプ氏の30件以上の虚偽発言（CNN）、「テロは起きなかった」「史上最大の減税を行った」「バイデン氏は税金を4倍にする」。CNNの世論調査では討論会の勝者は67％の人がトランプ氏だと回答。目加田説子「バイデンさんは弱々しかったり言葉に詰まったりするという場面があってこのまま4年間託して良いのだろうかと不安になる有権者の方がいたと思う」、孫正義「2人共、直接会って話すと頭は聡明だし世界に影響を与える今回の選挙、どちらも頑張ってほしい」、安田菜津紀「討論会はどうしても喋り方や勢いなどに目が行ってしまうが、大統領選は世界的な影響を交えてしまうものなのでパレスチナを含めた世界情勢が討論会の中でどこまで言及されるだろうかという観点で見ていた」、松原耕二「ゴア副大統領がブッシュさんが言っていることに対してため息を何回もしていて、その音を拾われてしまい不遜な男として結局負けてしまった。いかに映像の力が怖いか」とスタジオコメント。
米国の景気の指標が予想を上回ったため円安への圧力が強まった6月24日、節目とされる1ドル160円目前まで迫った。為替介入はあるのか、政府、日銀とマーケットとの神経戦が続いたが水曜日には1ドル160円台後半となり、1986年12月以来37年半ぶりの円安水準更新。さらに金曜日には161円台を突破するなど円安が止まらない。介入のタイミングが注目されるが日米の金利差が埋まらない限り介入の効果は一時的か。孫正義「テクニカルには金利などその他諸々あるが、構造的問題だと思う」「日本でバブルが弾け、羹（あつもの）に懲りて保守的な経営が日本の主流になってしまった」、松原耕二「結局はその国の持っている技術力、力なわけです」とスタジオコメント。
火曜日、中国で開幕した世界経済フォーラム。主要テーマの1つが「AI」だった。米国に次ぐAI大国の中国。ことし2月、米国のオープンAI社が実写と見間違うほどの高度な生成AIの画像を発表したが、今月、中国のAT企業も同様の技術を公開。水中を泳ぐ熱帯魚にハンバーガーを頬張る少年。米国の最先端AIと同等のクオリティが話題となった。著名な投資家、ウォーレンバフェット氏は先月、自身の生成AI画像を偽物と家族が見抜けなかった経験から、AIを使った詐欺行為が「史上最大の成長産業になる」と警鐘を鳴らした。イーロンマスク氏も「人類にとってAIは最大の脅威の1つ」と指摘。リスクの一方でAIは様々な恩恵をもたらす可能性も秘めている。日本では先週、GMOインターネットグループがAIロボット事業への参入を発表。このロボットはカメラを搭載せず、姿勢制御のセンサーだけでAIが動作を判断しているという。仮想空間での学習を重ねたというAI。夜間の工場の警備などでの活用が想定される。
後継者不足が課題の農業でも、宮崎の企業が開発した自動収穫ロボット。AIが画像を解析して野菜の収穫時期を判断。医療では健康寿命を伸ばせる可能性を秘めている。東京の医療ベンチャーが3月に発売した早期の胃がんの発見を支援するシステム。100以上の研究機関のデータをAIが学習し内視鏡検査画像で胃がんの可能性を判断。医師の診断を補助する。木曜日、ソフトバンクグループもAIで医療データを解析しがん治療に役立てる計画を発表。米国のがん患者の半数にあたる770万人の医療データを持つ会社と情報を共有。さらに日本の13中核病院と提携し、がん患者の電子カルテなどのデータを統合し解析するとしている。
不安視されているのが、フェイク画像などによるニセ情報の拡散。軍事面ではAI兵器の開発が進み人間の判断なしにAIが攻撃を仕掛ける自律型の規制が課題となっている。孫正義「米国の770万人のがん患者すべての中の半分のデータが一元されている」「米国の論文を日本の医者が読み込む手間暇がなくなる」「なんとしても悲しい出来事を1日も早く1人でも多く助けないといけない。それに役立つ技術、道具が生まれた。使わないと損」「失われた30年を日本がもう一回繰り返したくないならば目をバーンと開かないと駄目。もっと心を開いて素直に真っ正面から進化に対してもう純粋に取り組まないと日本はやばい」とスタジオコメント。
6月25日火曜日、月の裏側で活動していた中国の無人探査機「嫦娥6号」、この日、内モンゴル自治区に帰還した。世界で初めて月の裏側から土のサンプルを地球へと持ち帰った。中国はこの嫦娥と名付けた探査機による宇宙開発を2000年代から加速。今回「嫦娥6号」が月の裏側から土壌などを持ち帰ることに成功。月の裏側からのサンプル持ち帰りは初。今回、中国の「嫦娥」が着陸したのは地球からは見ることができない月の裏側で、月の南極を含む盆地。今回、採取した部分ではないが南極周辺では水資源が氷などの形で存在するのではないかと有望視されていて、将来、飲み水や燃料などとして利用できるか世界各国が高い関心を寄せている。中国は南極付近を、将来の月面基地の候補地としていて、今回の成功を足がかりに更なる探査を行う予定。月は常に同じ面を地球に向けて回っているので地球からの電波は月の裏側へは直接届けることができない。探査機「嫦娥6号」を、どのようにしてコントロールしたのか。中国が行ったのが中継衛星の打ち上げだった。地球からの通信を中継するための衛星を事前に打ち上げて、これを経由して月の裏側で活動する「嫦娥6号」をコントロール。こうして世界初のサンプルの回収に成功。今回「嫦娥6号」はフランスやイタリアなどの観測機器も積んでいて、中国は国際協力をアピールしている。
一方、日本が参加しているのは米国が主導するアルテミス計画。中国が「嫦娥」を送り込む月の南極付近へ2026年に宇宙飛行士を送る予定。この現状について、大阪大学の寺田教授は「これまで月探査は米国がリードしてきたが今回の中国の成果はゲームチェンジャーになりうる」。宇宙強国を掲げ、軍主導で宇宙開発を急速に進める中国。古来、「アルテミス」や「かぐや姫」や「うさぎ」などさまざまな物語がある月だが、今後は米中の覇権争いが激しさを増すことが心配されている。
本日の御意見番は為末大さんと上原浩治さん。為末は広島出身。小学校のころに短距離陸上を始め、中学時代は日本一の記録を樹立。シドニー五輪ではゴール前で転倒。翌年の世界陸上では銅メダル。五輪・世界陸上通じて日本人初の短距離種目でのメダル。その後は怪我に苦しみ2012年に引退。引退後はパラ選手や学生などを支援。
バレーボールネーションズリーグ男子。日本は勝てばミュンヘン五輪以来主要国際大会決勝進出となる。3−0でスロベニアに勝った。西田有志、石川祐希など活躍。決勝ではフランスと対戦。
プロ野球では西武と日本ハムが対戦。延長12回裏、日ハムのレフト・五十幡が後ろに倒れ込みながらキャッチというスーパープレー。2－2。
プロ野球では中日とDeNAが対戦。牧秀悟、桑原将志などHRのDeNA。先発・東克樹は7回6安打1失点で開幕7連勝。チームも3連勝。5－1。
プロ野球ではヤクルトと阪神が対戦。ヤクルトの先発・奥川恭伸は5回2安打1失点。今季2勝目。6－1。
プロ野球では日本ハムとソフトバンクが対戦。ソフトバンク大津亮介は7回8奪三振1失点。7－1。
プロ野球では楽天と西武が対戦。4－2、西武が今季2度目の3連勝。
プロ野球ではロッテとオリックスが対戦。ここまで不調のオリックスが5－3で勝利。