日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の特別首脳会議は、今日から首脳同士の本格的な議論が始まった。都内から中継。友好関係50周年を迎え、日本はASEANを支援する相手ではなく、対等なパートナーと位置づけていて安全保障協力のさらなる強化を狙う。日本とASEANの関係で大きなポイントになるのは、中国。強引な海洋進出を進める中国に対して、日本はASEAN各国と防衛装備品の供与など安全保障分野での協力を強化し備えたい考えだ。少子高齢化が進む日本にとって、経済成長が見込めるASEANと経済分野でも協力を深めることが必要だ。ある外務省幹部は、「今や日本がASEANからパワーをもらう時代だ」と指摘している。首脳会議ではこの後、今後の協力の方向性を示す共同声明などを取りまとめる予定。