Alternative Work Lab所長の石倉秀明さんに様変わりする新入社員事情について聞いた。ここ数年、賃上げの圧力というのもあって初任給が上がっている会社というのは非常に多い。初任給が高いということは働く人にとってメリットが大きい。もちろん日々の生活が楽になるというのもあるですけどそれだけではなくて中長期的に見ても初任給が高い人の方が生涯年収が高かったり良いキャリアを歩めるという可能性が高くなったりするというのは経済学ではすでに言われている。これは給与が高いことが優秀な人だというシグナルになる効果があると言われているのと転職する際にも前職の年収を考慮する文化があるから上がった年収がそのままキープされやすいという仕組みがある。つまり、初任給が高い人の年収というのは転職を繰り返したとしても維持されやすいという。ただ、現在は今後やはり転職が当たり前になっていったり、AIが当たり前になって必要とするスキルが変わるようになるとこのような効果は変わってくると思う。そういう場合では外部でも通用するスキルつまり持ち運び可能なポータブルスキルと呼ばれるものが可能性、重要性が高くなってくる。重要なのは企業、個人ともに学ぶ時間をどう増やしていくかということになるというふうに企業が社員の能力開発にかける費用は日本は欧米の10分の1以下と言われている。個人で勉強している時間というのは1日当たりおよそ13分といわれていてこれもOECD最下位のレベルなのだ。今後は個人として学ぶ人の需要が高まるのはもちろですけど企業として学ばせ続ける環境に投資するそういう会社こそ人を集められる時代になるという。
