北朝鮮は先月31日、最新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)だとするミサイルを発射した。これを受けて、日本と米国、それに韓国の3か国はきょう、韓国南部チェジュ島の東側の上空で共同の訓練を行った。北朝鮮が強く警戒する米軍のB1爆撃機も参加したという。訓練では、標的に見立てた対象を正確に攻撃する能力を確認したとしている。B1爆撃機について、韓国の通信社「連合ニュース」は“基地のあるグアムから2時間ほどで朝鮮半島まで飛行し、大量の爆弾を投下できる”と伝えている。今月5日の米国大統領選挙に合わせて、北朝鮮がさらなる弾道ミサイルの発射や核実験を行う可能性が指摘される中、韓国軍は“北の脅威を抑え、共同で対応できるよう協力を強化していく”としていて、今後も警戒や監視に万全を期す方針。