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「COVERS」 のテレビ露出情報

忌野清志郎は中学時代、同級生とバンドを結成し、レコードやラジオから流れる洋楽をコピーした。高校ではRCサクセションを結成し、ラジオ番組に出演したり、コンテストでは入賞。母親は美大への進学を希望していたが、教師が「何年か好きなことをやらせてみせては?」と説得した。忌野は恩師をモデルにした「ぼくの好きな先生」を発表する。RCサクセションはロックバンドに生まれ変わり、奇抜な忌野のファッションを真似する若者も出現した。「COVERS」は洋楽の名曲に反戦・反核の意思を表した日本語詞をつけたカバーアルバムだったが、レコード会社の意向で発売中止となった。忌野の曲を放送しないラジオ局も出るなか、忌野によく似た人物が率いるザ・タイマーズが台頭。歌番組でラジオ局を名指しで批判するパフォーマンスを行い、人々の度肝を抜いた。2006年、忌野は喉頭がんで入院。手術を勧められるが抗がん剤治療を選択。2年後、日本武道館のステージに立ったが、5ヶ月後にがんの転移が見つかった。09年5月2日、58歳で死去。生前、忌野は「自分なりの考え方、生き方を貫けば、あなたもロックになれます」というメッセージを残している。

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