川崎市中原区のJR南武線 武蔵中原駅のほど近くで夫婦で営む人気店がある。カレー専門店 CURRY HOUSE シナモンの木のスパイスに拘ったカレーは幅広い世代が楽しめる味。辛さをアップしたい人には店主特製の辛味スパイスが用意されている。定番人気は濃厚ビーフカレー。店主の南環次さんは、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのビュッフェレストランの元料理長。4年前にこの店を開いた。ホールを切り回すのが妻の南智子さん。南環次さんはカレーには自信がある、ホテルで約27年身につけたことなんでと話す。店の一番人気はスパイシーチキンカレー。10種類以上組み合わせるスパイスは細かく挽くものと粗く挽くものとわけミックスするのがポイント。このお店も夫と妻の連携プレーが見事。智子さんが待っている人数をこまめに伝えるのは、お米を炊くタイミングを気にしているためだという。ライトで提供する直線までお皿を温め、サラダを盛り付けたら智子さんにバトンタッチ。共に横浜ベイシェラトンホテルで働いていた2人は職場結婚。結婚後、二人の娘に恵まれたが、料理長の環次さんは多忙を極め、家族の時間を作れずにいた。5年務めた後、大手航空会社の機内食に関わる仕事に転職。しかし、コロナが拡大し、料理が作りたいのに作れない日々。ならばと自分の店を持とうと独立した。生まれも育ちも武蔵中原なので地元の人に恩返しをしたいという思いがあったという。昼の営業後は二人で帰宅。早速環次さんが始めるのは夕飯作り。ホテル勤務のときにはできなかった感謝の思いから毎日晩ごはんを作っている。夜の営業を終えると家に戻り、家族4人での夕食タイム。美大に通う長女のひなこさんは、店のメニュー表などのデザインを申し出た。
住所: 神奈川県川崎市中原区上小田中6-6-11