アメリカのIT大手・アップルは今週、言語や画像を理解し、複数のアプリの機能を補助する生成AI「アップル・インテリジェンス」を発表した。メールを作成するときに、よりカジュアルな表現など書き直しの候補を表現するほか、文法や文の構造の校正などもできる。さらに、通話中の音声を録音すると、書き起こしや要約を自動で作るという。これらの機能はことしの秋からiPhoneの最新モデルなどで利用できるが、当面は英語のみの対応となっている。また、チャットGPTを開発するオープンAIとの提携を発表。ことし中にも、音声ガイド「Siri」などを通し、チャットGPTの回答を得られるようにすることを明らかにした。アップルはこれまで生成AIの搭載について慎重な姿勢を示していたが、先行するグーグルやマイクロソフトに追随した形である。