きょう、新たに発表された全国のスーパーのコメ5キロあたりの平均販売価格は前の週より25円高い4197円となった。史上最高値を更新し、12週連続で値上がりとなった。今月18日、備蓄米が放出されたあともコメの値上がりは止まらず、去年の2倍以上の価格となっている。日本の農業に危機感を持った農家や関係者がデモを行った。2022年の国の統計によると、1つの米農家の1年間の収入から経費などを差し引いた所得の平均は1万円で、時給に換算すると10円という。農家が売り渡すコメの値段は、5キロあたり1700円ほどで、米農家の苦境は改善されていないという。きょう、農林水産省は米の流通状況についての調査結果を発表。コメ不足の原因について、従来の生産者や卸売業者の他にも新しく参入した業者などによってコメの在庫が分散していると説明している。